セラミック矯正分析について
セラミック矯正では、正確な分析が必要になります。分析は、患者様ご自身の噛み合わせ(機能面)や美しい歯列(審美面)を実現するためには必要不可欠な工程で、患者様のご要望を叶えるための大切なステップになります。
セラミック矯正の分析の流れ
問診
患者様のご希望を細かにお伺いします。理想とする姿、治療に対する不安などを細かにお聞きします。
診査・診断
レントゲン撮影
レントゲン写真を撮影し、治療前の歯の状態を検査します。
歯周病検査
歯周病があると、歯周病の治療を完了させてから治療に入ります。理由は、歯周病は歯が溶けてしまい、歯茎が退縮してしまう病気なので、セラミック矯正をしてもとれてしまう可能性があるので、優先的に治療を行います。
噛み合わせ診断
現在の噛み合わせの状態を診断します。
口腔内写真撮影
現在の噛み合わせの状態を診断します。
歯・顔貌の検査
- 失った歯はあるか?
- 顔の正中と調和しているか?
- 幅径(歯の幅)が調和しているか?
- 歯に隙間はないか?
- 歯の明るさはすべて同じか?
- 歯が突出していないか?
- 叢生(歯が凸凹の状態)ではないか?
- 治療を進めて、修復物は自然に見えるか?
- 歯肉のバランスは取れているか?
- 歯肉に炎症がないか?
- 歯頸部の欠損、歯肉退縮があるか?
上記の検査を行います。
口腔内の状態を検査
実際にお口の中を拝見させていただきます。そのときに、既往歴がないか?をお伺いします。既往歴を聞いておくと、現状の口腔内に関しての情報が詳細に理解することが出来ます。
模型分析
歯型を採取し、分析を行います。
- 歯冠の幅
- 歯冠の長さ、歯の軸
- 歯頚よりの豊隆(豊隆=凹みや、くぼみのこと)
- 歯肉の位置を結んだ線
- 頬側口頭頂を結んだ線
- 中心窩結んだ線
- 舌側口頭頂を結んだ線
上記の項目を分析します。
より良い治療を行うために模型分析を行います。この分析を行うことが、理想の技工物を作る土台となります。
WAXUP
ワックスを使って歯の形を作成し、ゴールで理想の噛み合わせにもっていくためにはどうすればよいか?を検討します。この段階を踏むことで、より精度の高い技工物を作成することが出来ます。
治療計画の立案
分析が完了した後、治療計画を立案します。患者様にご説明を行い、ご納得いただいた段階で治療を開始致します。