噛み合わせに起因している問題が多い
歯ぎしり・食いしばりの問題
口腔内を拝見すると歯ぎしり・食いしばりをしている方はかなり多いと感じます。ただ自覚症状がある方とない方がいらっしゃいます。
これは、一つの原因としてストレスによるものもう一つの原因としては噛み合わせのバランスが悪い時に歯ぎしり・食いしばりを睡眠時にしている人が多く、以下のような症状を感じたら、あなたは歯ぎしり・食いしばりをしているかもしれません。
コロナが蔓延した昨今環境が目まぐるしく変化し、体に不調和をきたしている方が多くみられます。
- 朝起きたら、顎が痛い
- 朝起きたら、顎が疲れている感じがする
- すっきり起きることができない
- 肩こりがひどくなった気がする
- 偏頭痛やめまいがある
- 問題なかった詰め物や被せものが取れた
上記のような症状を感じている方は、歯ぎしり・食いしばりをしている可能性があります。
また、歯ぎしり・食いしばりは、歯周病の進行因子になったり、顎関節症になってしまうリスクもありますし、強く食いしばることで治療した歯が折れてしますケースもあります。
偏頭痛がする、肩こりがするといって整体やマッサージをするのも良いのですが、根本的な問題があなたのお口にある場合がありますので、歯科を受診されてください。
噛み合わせが最適でない問題
新型コロナウイルス蔓延以降、噛み合わせ・歯並びへの関心が高まっているように感じます。
その関心の中で特に多いと感じるのは、「しっかり噛めない(噛みにくい)」「高さが合ってない」「片方でしか噛んでいない」ということです。
通常、噛み合わせを常に意識して生活している人はおらず、ふと気がついたらそれがずっと気になり続けてしまい、最終的には精神的に辛くなる方も少なくありません。
噛み合わせは歯科治療の中でも最も難しい分野となっております。虫歯の痛み、根の痛みは原因を取り除けば痛みは出なくなります。究極抜歯をすれば痛みから逃げることができますが、咬み合わせは一生付き合っていかなければなりません。
一つ例を上げると、治療した歯(被せ物)は天然歯のように摩耗しないため、気が付かないうちに噛み合わせが崩れているということも多々あります。
新型コロナウイルスによるテレワークや外出自粛によってストレスが溜まり、このような問題がわかることもあります。放置をせずに、早めに治療を行うことは将来のあなたの健康を支えることに繋がります。
下記のチェック項目を参考にしてください。
- 朝起きたら、顎が痛い
- 朝起きたら、顎が疲れている感じがする
- すっきり起きることができない
- 肩こりがひどくなった気がする
- 偏頭痛やめまいがある
- 問題なかった詰め物や被せものが取れた
- 寝た気がしない
- 眠りが浅い など
上記のような症状を感じたら、噛み合わせが合っていないと疑いましょう。高さを整えるだけで改善できることもあります。
治療法は様々です
噛み合わせを改善する治療は様々です。
咬合調整と呼ばれる高さを整える治療や、スプリント治療(マウスピース)、矯正治療、不良補綴物のやり変え、咬合治療と整体の融合治療など様々です。
特にスプリント治療を求めて、マウスピースを作製される方がいますが、最適な噛み合わせを作らずにマウスピースをしても、サイズの合わない靴を履いているのと同じになってしまうので、
根本的な問題を解決したあとに、患者様にとって最適なマウスピースを作製されることを強くおすすめします。
当院では噛み合わせの専門的な治療を提供しています。ご相談いただければ、改善できることは沢山あると思います。コロナ禍に少しでも患者様のストレスの原因を排除するためにも、健康な口腔内をお守りするためにも、最大限努力してまいります。