噛み合わせの悪さが引き起こす顔の歪み

なぜ顔が歪むのか

私たちの顎の筋肉は、食事や会話をする度に動いています。噛み合わせが悪いと、知らず知らずのうちに顎に負担がかかり、その結果として顔の形が少しずつ変化していく場合があります。この変化は徐々に進行するため、気づいたときには既に症状が進んでいることも少なくありません。

歯並びのずれによる噛み合わせの不調が原因かも

歯並びが悪いと、自然と食べやすい片側でばかり噛むようになります。使う側の顎の筋肉だけが発達して、顔の左右差が目立つようになってきます。また、顎の関節に負担がかかり続けることで、顎関節症を伴う症状を引き起こすこともあります。

ワイヤー矯正

最も一般的な矯正治療の方法です。歯に小さな矯正装置を付け、そこにワイヤーを通して少しずつ歯を動かしていきます。治療効果が高く、複雑な歯列の問題にも対応できるのが特徴です。見た目が気になる方もいらっしゃいますが、最近は目立ちにくい素材も開発されており、患者様のご要望に応じて選択していただけます。

マウスピース矯正

透明な装置を使用する新しい矯正治療です。装置が目立たないため、外見を気にされる方に特に人気があります。装置は取り外しができるので、食事や歯磨きの時は外すことができ、日常生活への影響が最小限に抑えられます。

セラミック矯正

セラミック治療は一般的に虫歯の治療に用いられますが、当院では噛み合わせにも考慮した治療を行っております。セラミック矯正の治療方法は2つの方法があります。1つ目は、歯並びを改善したい部分の歯を削り、セラミックを被せる2つ目は、ラミネートベニアと呼ばれる治療方法で、歯を一層削り、薄いセラミックを歯に貼り付けます。

どちらも、歯の根は動かさずに、セラミックを「貼る」「被せる」という治療方法ですので、短期間で治療が完了します。最短２回です。

部分矯正

部分矯正は、部分的な不正咬合を改善する矯正治療です。当院では主にワイヤー矯正をメインに行っております。通常の矯正治療に比べ治療期間が短かったり、費用が安くなったりする傾向にありますが、患者様の症状によっては部分矯正を行えない場合もあります。そのため、検査・分析を通して、将来的に問題が発生しないかどうかを判断し、部分矯正が可能かどうかを見極める必要があります。

頭痛や肩こり

噛み合わせが悪いと、顎の筋肉に余分な力が加わります。その影響は首や肩の筋肉にまで及び、頭痛や肩こりの原因となることがあります。当院では、噛み合わせを治療することで、これらの症状が改善した患者様を多く見ています。

猫背になる

顎の位置が悪いと、自然と首が前に出る姿勢になりやすくなります。その結果、猫背の原因となったり、すでにある顎の問題をさらに悪化させたりすることがあります。姿勢の改善には、噛み合わせの治療が効果的な場合があります。

片方の股関節やひざに痛みがでる

噛み合わせの悪さは、全く関係ないように思われる、下半身にまで影響を及ぼすことがあります。体全体のバランスが崩れることで、股関節や膝に余分な負担がかかり、痛みの原因となることがあります。全身の健康のためにも、噛み合わせの治療は重要です。