根管治療の再治療について
根管治療に関しては、こちらをお読みください。
一度根管治療を行った後に、何らかの理由で歯根に問題が発生し、再度根管治療を行う必要があります。
基本的に、治療後ある程度の期間が経過しても痛みが引かない。歯茎が腫れたり膿が出ていたりと症状を訴えられて、再度検査してみると、歯根が最近感染していたり、歯根破折していることがあります。
こういった症状は、通常のレントゲンで発見するには限界があるため、当院ではCTを用いて診断します。
なぜ根管治療の再治療が必要なのか?
理由は大きく分けて3つです。
1つは治療が不完全であった。2つは新たに最近感染をしてしまった。3つは、歯根破折が起きてしまった。概ねこの3つに原因は絞られます。歯根破折については、噛み合わせが原因で起こる複合症状の可能性もあります。
根管治療の再治療の成功率について
根管治療の成功率自体が50~60%と言われています。ただ、再治療を繰り返していると、感染部分を除去していく分厚みも失います。噛み合う歯の力に耐えきれず、歯が割れてしまう可能性もありますので、難易度は上がっていくのは言うまでもありません。
まずは1回目の根管治療で再発のリスクを最小限に抑えることと、患者様のメンテナンスの御協力が大切になります。