GBTシステム
従来の治療と一線を画す、
より効果的で、
より体に優しい治療法
治療内容:上顎総義歯 下顎テレスコープ義歯
期間:6か月
費用:250万
リスク・副作用:抜歯の可能性がある、歯を削る必要がある
治療内容:上顎セラミック 下顎テレスコープ
期間:6か月
費用:360万
リスク・副作用:歯を削る必要がある、しみることがある、抜歯の必要な場合がある
治療内容:上顎セラミック 下顎テレスコープ
期間:6か月
費用:370万
リスク・副作用:歯を削る必要がある、歯がしみることがある
GBT(Guided Biofilm Therapy)という考え方
当院では、GBT(Guided Biofilm Therapy)という新しい歯周病法を導入しています。この治療は、歯科先進国スイスやスウェーデンで広まり、今や世界中で注目されています。
歯周病は、細菌によって引き起こされる感染症です。その細菌たちは「バイオフィルム」という膜の中に守られて生きています。従来の治療では、このバイオフィルムごとガリガリと削って取り除いていましたが、どうしても荒い治療となってしまうため、バイオフィルム内の細菌をしっかり除去できていませんでした。
しかし、GBTの方法は、まずはバイオフィルムをしっかり除去し、その上で内部の歯石等を除去する流れになりますので、従来法よりもしっかりと細菌を除去することができ、再発を防ぎます。
このシステムのカギになるのが、「スイスEMS社のエアフロー」です。
この機器、歯科予防の先進国として有名なスウェーデンのイエテボリ大学でも、その効果が認められ、すべての機器をこのEMS社製に切り替えたほど、世界的に評価されているものです。
コラム短期集中治療「FMD」に対応
中等度以上に進行した歯周病の治療は、一般的に複数回(6回程度)にわけて行うのが標準的です。そのため、治療期間が数カ月かかることもあり、通院の負担やモチベーションの維持が難しくなってしまう方も少なくありません。
また、治療の途中で、すでに処置を行った場所が再び炎症を起こしてしまうことも、ごくまれにあります。
そんなお悩みに対して、ケースは限定されますが、より短期間で治療を完了できる新しい方法があります。それが「FMD(フルマウス・ディスインフェクション)」という選択肢です。
FMDとは「お口の中すべての歯周病菌を一気に減らす」という、これまでとは考え方の異なる歯周病治療です。抗生物質などを適切に活用し、1〜2回という短期間でお口全体の処置を完了させます。
この方法には、次のようなメリットがあります。
✅治療にかかる期間や通院回数を大幅に減らせる
✅歯周病菌を短期間でまとめて処置するため、再発のリスクが少ない
✅忙しい方や、長期間の治療が不安な方にも向いている
ただし、すべての方に適応できるわけではなく、歯やお口の状態によって向き・不向きがあります。
そのため、FMD治療をご希望の方は、まずは一度しっかりと検査とカウンセリングを行った上でご提案いたします。
「細菌」と「噛み合わせ」に着目した歯周病治療
歯周病は「感染症」です。つまり「細菌」により引き起こされる病気です。そのため、この細菌にアプローチしなければ改善は見込めません。
また、あまり知られていないですが「噛み合わせ」が原因で歯周病が進行することもありますので、当院では「噛み合わせ」も最大限考慮した歯周病治療を実施します。
「細菌」と「噛み合わせ」に分けてご紹介します。
目に見えない「細菌」へのアプローチ
まずはどのような細菌が悪さをしているのかの特定が大切になります。当院では基本検査の他、位相差顕微鏡、唾液検査を行い、目に見えない細菌レベルで現状を把握します。
細菌の状況を把握した後は、その細菌に効果が高い治療法を選択します。
「噛み合わせ」を考慮した歯周病治療
噛み合わせは歯周病に関係あるの?と思われるかもしれませんが、大いに関係があります。あくまで間接的なものとなりますが、噛み合わせバランスが悪いと、一部の歯に負担がかかります。つまり、その歯は揺さぶられます。そうなると、歯周ポケットが開きはじめ、そこから歯周病菌が進行し悪さを始めます。
よく患者さんから相談を受けるのが「歯周病治療をしても再発してしまう」というもの。様々な理由がありますが、その1つとして「噛み合わせの問題」があります。当院ではこの部分に関してもしっかりアプローチしていきます。
コラムマイクロスコープを活用した、身体への負担が少ない外科治療
歯周病が進行して歯周ポケットが深くなると、通常の方法では歯石を取ることができなくなります。取れないからといって放置していると、歯周病はさらに進み、いずれ歯は抜けてしまいますので、歯肉を外科的に切開し、奥底にこびりついた歯石を取り除く処置を行います。「歯周外科治療」と呼ばれます。
この方法は歯肉を切開するので患者さんの負担が大きくなりますが、当院では、患者さんへの負担が少ない治療「MIST(Minimally Invasive Surgical Technique)」を実践しています。「マイクロブレード」と呼ばれる小さな刃で最小限の切開を行い、マイクロスコープで拡大した視野の中で治療を行います。傷口が小さいため術後の回復が早いなど、患者さんにとってメリットが多い治療法です。