GBTシステム
従来の治療と一線を画す、
より効果的で、
より体に優しい治療法
GBT(Guided Biofilm Therapy)という考え方
当院では、GBT(Guided Biofilm Therapy)という新しい歯周病法を導入しています。この治療は、歯科先進国スイスやスウェーデンで広まり、今や世界中で注目されています。
歯周病は、細菌によって引き起こされる感染症です。その細菌たちは「バイオフィルム」という膜の中に守られて生きています。従来の治療では、このバイオフィルムごとガリガリと削って取り除いていましたが、どうしても荒い治療となってしまうため、バイオフィルム内の細菌をしっかり除去できていませんでした。
しかし、GBTの方法は、まずはバイオフィルムをしっかり除去し、その上で内部の歯石等を除去する流れになりますので、従来法よりもしっかりと細菌を除去することができ、再発を防ぎます。
このシステムのカギになるのが、「スイスEMS社のエアフロー」です。
この機器、歯科予防の先進国として有名なスウェーデンのイエテボリ大学でも、その効果が認められ、すべての機器をこのEMS社製に切り替えたほど、世界的に評価されているものです。
コラム短期集中治療「FMD」に対応
中等度以上に進行した歯周病の治療は、一般的に複数回(6回程度)にわけて行うのが標準的です。そのため、治療期間が数カ月かかることもあり、通院の負担やモチベーションの維持が難しくなってしまう方も少なくありません。
また、治療の途中で、すでに処置を行った場所が再び炎症を起こしてしまうことも、ごくまれにあります。
そんなお悩みに対して、ケースは限定されますが、より短期間で治療を完了できる新しい方法があります。それが「FMD(フルマウス・ディスインフェクション)」という選択肢です。
FMDとは「お口の中すべての歯周病菌を一気に減らす」という、これまでとは考え方の異なる歯周病治療です。抗生物質などを適切に活用し、1〜2回という短期間でお口全体の処置を完了させます。
この方法には、次のようなメリットがあります。
✅治療にかかる期間や通院回数を大幅に減らせる
✅歯周病菌を短期間でまとめて処置するため、再発のリスクが少ない
✅忙しい方や、長期間の治療が不安な方にも向いている
ただし、すべての方に適応できるわけではなく、歯やお口の状態によって向き・不向きがあります。
そのため、FMD治療をご希望の方は、まずは一度しっかりと検査とカウンセリングを行った上でご提案いたします。
「細菌」と「噛み合わせ」に着目した歯周病治療
歯周病は「感染症」です。つまり「細菌」により引き起こされる病気です。そのため、この細菌にアプローチしなければ改善は見込めません。
また、あまり知られていないですが「噛み合わせ」が原因で歯周病が進行することもありますので、当院では「噛み合わせ」も最大限考慮した歯周病治療を実施します。
「細菌」と「噛み合わせ」に分けてご紹介します。
目に見えない「細菌」へのアプローチ
まずはどのような細菌が悪さをしているのかの特定が大切になります。当院では基本検査の他、位相差顕微鏡、唾液検査を行い、目に見えない細菌レベルで現状を把握します。
細菌の状況を把握した後は、その細菌に効果が高い治療法を選択します。
「噛み合わせ」を考慮した歯周病治療
噛み合わせは歯周病に関係あるの?と思われるかもしれませんが、大いに関係があります。あくまで間接的なものとなりますが、噛み合わせバランスが悪いと、一部の歯に負担がかかります。つまり、その歯は揺さぶられます。そうなると、歯周ポケットが開きはじめ、そこから歯周病菌が進行し悪さを始めます。
よく患者さんから相談を受けるのが「歯周病治療をしても再発してしまう」というもの。様々な理由がありますが、その1つとして「噛み合わせの問題」があります。当院ではこの部分に関してもしっかりアプローチしていきます。
コラムマイクロスコープを活用した、身体への負担が少ない外科治療
歯周病が進行して歯周ポケットが深くなると、通常の方法では歯石を取ることができなくなります。取れないからといって放置していると、歯周病はさらに進み、いずれ歯は抜けてしまいますので、歯肉を外科的に切開し、奥底にこびりついた歯石を取り除く処置を行います。「歯周外科治療」と呼ばれます。
この方法は歯肉を切開するので患者さんの負担が大きくなりますが、当院では、患者さんへの負担が少ない治療「MIST(Minimally Invasive Surgical Technique)」を実践しています。「マイクロブレード」と呼ばれる小さな刃で最小限の切開を行い、マイクロスコープで拡大した視野の中で治療を行います。傷口が小さいため術後の回復が早いなど、患者さんにとってメリットが多い治療法です。
歯科医院よりメッセージ
歯周病の治療には、患者さんご自身のご協力が欠かせません。どれだけ丁寧な処置をしても、毎日の歯みがきや、定期的なメンテナンスがなければ、効果は長続きしないためです。
でも、心配しないでください。私たちは「完璧にやってください」とは言いません。あなたの生活スタイルに合わせて、できることから少しずつ、一緒に取り組んでいくのが私たちのスタンスです。
また、皆さんに1つお伝えしたいことがあります。
それは最近の研究で、歯周病は心臓病・脳梗塞・糖尿病・早産・低体重児出産など、さまざまな全身の病気とも深く関係しているということ。つまり、歯周病を治すことは、全身の健康を守ることにもつながるのです。
このことをもっと多くの方に知っていただきたい。
当院の「こだわりの治療体制」のご紹介
当院は通常の歯科治療の他、他院では対応できなかった難症例を積極的に受け入れております。難症例の多くは、「歯科」という狭い領域では対応できないものも存在しますので、当院では「噛み合わせ」そして「整体」などの領域からもアプローチすることで、多くの難症例を改善に導いています。
セミナー/論文多数
院長の松木は、歯科だけでなく医科の分野にてセミナー講演や論文の執筆等を行い、同業者の育成も行っています。
「難症例」受け入れ施設
他院では対応できなかったケースの受け入れ先となっています。また、他院でうまくいかなかったケースのリカバリーも積極的に行っています。
スポーツの世界大会召集の整体師との連携
在籍(浜松町院のみ)の整体師・医学博士は各国の代表チームのメディカルアドバイザーを務めた経験があります。
一般的な医院と当院との「違い」
他院で「ダメ」と言われても、まだ諦めないで!
なぜ、他院では下記のように言われてしまうことがあるのでしょうか?
それは「問題の原因が把握できていない」からです。もちろん、当院でも対応できないケースはありますが、他院で対応できないと言われたケースでも、改善できたケースは多くあります。
特に「噛み合わせ」や「全身のバランス」に関係している問題は、多くの医院で専門的な診断や治療は対応できません。専門的なトレーニングを受けていないためです。
噛み合わせに起因する問題は多岐にわたります。
- 顎関節症・歯ぎしり・食いしばり
- 虫歯や歯周病の悪化・再発
- 歯や被せ物が割れる
- 歯並びの悪化
- 歯が徐々にボロボロになる
- 不定愁訴(肩こり、頭痛など)
これらの問題でお悩みの方、一度ご相談下さい。次に紹介するような精密な診断で問題を特定し、適切な治療で改善させます。
デジタル式顎運動計測装置
デジタル式顎運動計測装置(アルクスディグマ)とは顎関節の位置、上下の咬み合わせの状態を超音波にて三次元的に顎の運動を測定できる装置です。主に顎関節治療、咬み合わせ治療、矯正治療に使われます。顎が痛い、噛んだ感じが変、噛む位置がわからないなど全体的な歯科治療に特に必要となります。
姿勢検査
噛み合わせのずれは、体全体のバランスの崩れにつながることがあります。噛み合わせがずれると、頭の位置も傾き、それを支えるために姿勢がゆがんでしまうためです。実際の写真を見ていただくと、体の中心や肩、腰、背骨のずれがよくわかります。
顎関節診断表
顎関節運動の計測・開口量・顎関節運動測定を行います。異音の有無・咀嚼筋の痛みなどを確認し、異常がないかを確認します。
頸椎検査
CTで撮影した頚椎の状態を背中側と側面で検査します。この検査によって、整体との連携が必要かどうかを判断します。
初診「個別」相談へのご案内
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。

浜松町歯科・矯正治療院
03-5422-1291
〒105-0022
東京都港区海岸1-10-30
アトレ竹芝タワー棟3階
JR「浜松町駅」より徒歩9分
松木歯科医院
03-6715-8481
〒144-0052
東京都大田区蒲田5-48-10
ハイライフ蒲田102
JR蒲田駅より徒歩5分