注目!噛み合わせ「専門」だからこそできる長期安定インプラント
インプラントは「失った歯を取り戻す」ための優れた治療法です。見た目が自然で、しっかり噛めることから、多くの方が選ばれています。
ですが、インプラントは入れたら終わり、ではありません。
大切なのは、そのインプラントがお口の中で無理なく、正しく機能し続けることです。そのために欠かせないのが、噛み合わせの調整と管理です。噛み合わせがずれていると、一部の歯やインプラントにだけ力がかかりすぎてしまい、次のような問題が起きます。
✅周囲の歯やあごに負担がかかる
✅顎関節や筋肉にトラブルが起こる
上記の問題が生じると、インプラントが脱離する、対合歯が割れてしまう、顎関節症が発症する、不定愁訴(頭痛、腰痛など)が発症するなどの問題が起きることがあります。
また、特に気を付けなければならないのが「インプラント周囲炎」と呼ばれる、歯周病のような症状。これが発症すると、最終的にインプラントは抜け落ちます。これも、噛み合わせの悪さが引き金になることがあります。
せっかく入れたインプラントを長く快適に使っていただくためには、見えない部分での“力のバランス”を整えることが非常に重要なのです。
当院では、インプラント治療を行う際に、噛み合わせ・顎の動き・筋肉の使い方なども細かく確認しながら、その方にとって最適なバランスを目指した治療計画を立てています。「しっかり噛める」だけでなく、“無理なく、自然に噛める”状態をつくることが、私たちの目指すインプラント治療です。
当院が行うインプラント治療の「特徴」をご紹介
当院で行うインプラント治療にはいくつかの特徴があります。
✅切らない、腫れない、縫わないインプラント(適応は限定的)
✅ガイド100%利用
✅抜歯した日に歯が入る抜歯即時荷重(適応は限定的)
✅骨が少ないケースでも対応可
それぞれご紹介します。
切らない、腫れない、縫わないインプラント(適応ケースは限定)
切らない、縫わない、腫れないインプラントは「フラップレスインプラント」と呼ばれます。これは歯ぐきを大きく切開せずにインプラントを埋め込む方法です。専用の小さな器具(歯肉パンチ)を使って、歯ぐきにごく小さな穴をあけるだけで処置が可能になります。
この方法では、メスで切らないので、傷が小さく、出血もほとんどなし、治療後の腫れや痛みが大幅に軽減される、縫合や抜糸も不要なため、通院回数や負担が少ないといった、患者さんにとって嬉しいメリットがたくさんあります。
フラップレス治療は、骨の量や歯ぐきの状態が良好なケースに限られるため、すべての患者さんに適用できるわけではありません。ただし、条件が合えば非常に負担の少ないインプラント治療が実現できます。
ガイド100%利用
インプラント治療をする際、CT撮影診断を行います。そこで得られた立体画像を、シミュレーションソフトに流し込み、シミュレーションソフトが導き出したデータから「ガイド」と呼ばれるものを作成します。ガイドは、穴の開いたマウスピースの形状をしています。
手術の際はガイドの穴に合わせてインプラントを埋入することで、シミュレーション通りの位置、深さ、角度でインプラントを入れられます。人為的なミスを徹底的に排除した安全なインプラント埋入手術が実現できます。
抜歯した日に歯が入る「抜歯即時荷重(適応は限定的)」
通常のインプラント治療では、歯を抜いたあとに傷が治るまで待ってからインプラントを埋め込みます。その間、「歯がない状態」で過ごさなければならず、食事や会話、見た目のことなど、日常生活にさまざまな不便や不安を感じる方も少なくありません。
こうしたお悩みを解消できるのが「抜歯即時荷重インプラント」という治療法です。
この治療法では、歯を抜いたその日のうちにインプラントを埋め込み、仮の歯を装着することができます。つまり、「歯がない期間をなくす」ことができます。その他、以下のメリットもあります。
✅数ヶ月かかる“骨造成”という手術が不要なことも多い
✅歯ぐきを切開しないので、腫れや痛みが出にくい
✅治療期間が短縮できる
✅歯がないことで感じる食事や会話のストレスが少ない
「なるべく早く人前に出たい」「食事を楽しみたい」そんな方にとって、非常に大きなメリットがある治療法です。
ただし、すべての方にできるわけではありません。あごの骨の状態や歯の周囲の組織が健康であることなど、いくつかの条件を満たしている場合に限られます。
「顎の骨が少ない」場合でも治療できます
インプラント治療では、人工の歯を支えるためにあごの骨の厚みや高さが必要です。しかし、歯を失って長い時間が経っていたり、もともと骨が少ない方は「骨が足りないからインプラントはできません」と診断されてしまうこともあります。
しかし、骨を補うことでインプラント治療を可能にする方法がいくつかあります。その代表的なものが「サイナスリフト」と「ソケットリフト」という治療法です。この治療法は高度な技術力を要するため、どの医院でも行っている方法ではありません。
他院で「骨がないのでインプラントができない」と言われた場合、大抵は上記の方法で対応ができますので、ご相談ください。
世界トップブランドのインプラント
インプラントのメーカーは、国内外合わせて150~200社も存在すると言われています。当院は、歯科医師から高い評価を受けている「カムログ」「ディンティウム」のインプラントを使用しています。それぞれご紹介します。
カムログ
ドイツでトップシェアを誇るインプラントメーカーです。ヨーロッパ、アメリカ、アジアなど、各国で広く使用されています。インプラント体と人工歯の連結部分が非常に安定しています。したがって噛み合わせの悪化予防に優れています。
デンティウム
デンティウムは世界70か国以上で採用されているグローバルブランドです。世界的な研究機関とも連携し、臨床データや学術研究にも裏付けられており、安全性・安定性に優れるインプラントです。また、独自の表面処理技術により、骨としっかり結合しやすく、治療期間の短縮にもつながる特徴を持ち、骨の少ない方や難しい症例にも柔軟に対応できるラインナップがそろっています。
コラム寝ている間に治療が終わる「睡眠無痛治療」
当院では、歯科治療に強い不安や恐怖心をお持ちの方のために、「睡眠無痛治療(静脈内鎮静法)」という方法をご提案しています。これは、腕から点滴で鎮静剤を投与し、うとうとと眠っているような状態で治療を受けていただける方法です。治療中の痛みや不快感がほとんどなく、目が覚めた時には「気がついたら治療が終わっていた」と感じる方も多くいらっしゃいます。
また、お口の奥に器具が入ると吐き気を感じてしまう「嘔吐反射」が強い方にも非常に効果的です。治療中の記憶がほとんど残らないのも、精神的なストレスを軽減できる大きな特長です。
「歯の治療が怖くてずっと行けなかった」「どうしても苦手意識が消えない」——そんな方もご安心ください。当院では、治療の内容だけでなく、不安な気持ちにもしっかり寄り添い、リラックスして治療を受けていただける環境づくりを大切にしています。
コラム安心の「10年」保証
当院のインプラントは、インプラント体(あご骨に埋める土台)が10年、人工歯は5年の保証が付いています。ただし、保証には、定期的なメンテナンスに来ていただくなどの条件があります。詳しくは、お問い合わせください。
当院の「こだわりの治療体制」のご紹介
当院は通常の歯科治療の他、他院では対応できなかった難症例を積極的に受け入れております。難症例の多くは、「歯科」という狭い領域では対応できないものも存在しますので、当院では「噛み合わせ」そして「整体」などの領域からもアプローチすることで、多くの難症例を改善に導いています。
セミナー/論文多数
院長の松木は、歯科だけでなく医科の分野にてセミナー講演や論文の執筆等を行い、同業者の育成も行っています。
「難症例」受け入れ施設
他院では対応できなかったケースの受け入れ先となっています。また、他院でうまくいかなかったケースのリカバリーも積極的に行っています。
スポーツの世界大会召集の整体師との連携
在籍(浜松町院のみ)の整体師・医学博士は各国の代表チームのメディカルアドバイザーを務めた経験があります。
一般的な医院と当院との「違い」
他院で「ダメ」と言われても、まだ諦めないで!
なぜ、他院では下記のように言われてしまうことがあるのでしょうか?
それは「問題の原因が把握できていない」からです。もちろん、当院でも対応できないケースはありますが、他院で対応できないと言われたケースでも、改善できたケースは多くあります。
特に「噛み合わせ」や「全身のバランス」に関係している問題は、多くの医院で専門的な診断や治療は対応できません。専門的なトレーニングを受けていないためです。
噛み合わせに起因する問題は多岐にわたります。
- 顎関節症・歯ぎしり・食いしばり
- 虫歯や歯周病の悪化・再発
- 歯や被せ物が割れる
- 歯並びの悪化
- 歯が徐々にボロボロになる
- 不定愁訴(肩こり、頭痛など)
これらの問題でお悩みの方、一度ご相談下さい。次に紹介するような精密な診断で問題を特定し、適切な治療で改善させます。
デジタル式顎運動計測装置
デジタル式顎運動計測装置(アルクスディグマ)とは顎関節の位置、上下の咬み合わせの状態を超音波にて三次元的に顎の運動を測定できる装置です。主に顎関節治療、咬み合わせ治療、矯正治療に使われます。顎が痛い、噛んだ感じが変、噛む位置がわからないなど全体的な歯科治療に特に必要となります。
姿勢検査
噛み合わせのずれは、体全体のバランスの崩れにつながることがあります。噛み合わせがずれると、頭の位置も傾き、それを支えるために姿勢がゆがんでしまうためです。実際の写真を見ていただくと、体の中心や肩、腰、背骨のずれがよくわかります。
顎関節診断表
顎関節運動の計測・開口量・顎関節運動測定を行います。異音の有無・咀嚼筋の痛みなどを確認し、異常がないかを確認します。
頸椎検査
CTで撮影した頚椎の状態を背中側と側面で検査します。この検査によって、整体との連携が必要かどうかを判断します。