セラミック矯正とは
セラミック矯正とは、従来の歯列矯正のデメリットである高額費用、長い矯正期間、後戻りのリスクを解決し、部分的な治療の為短期間(最短2回)で費用を抑えて、歯並びを改善できる矯正治療です。
また、適応症も広く、八重歯、出っ歯、すきっ歯、受け口など全ての歯並びに対応できます。神経が死んでしまった歯や差し歯や詰め物、虫歯があってもセラミック矯正ができます。
見た目が歯に近いセラミックという素材を使用して、歯並び、歯の色、歯の形までを同時に改善できます。治療中、矯正装置や器具を着ける必要がなく矯正期間中は美しい仮歯を装着するため、周囲に気づかれにくく自然と笑顔に自信が出てきます。
セラミック矯正の特徴
通常のセラミック治療は一般の歯医者さんの虫歯治療の延長線上に位置する手法ですが、当医院でのセラミック矯正は審美的に綺麗にしたうえで、が見合わせも考慮した機能的にも生体に調和させる為め非常に難しい治療となります。
自分の歯を削り、セラミックを被せます。歯並びを治すには一本からでも治すことができ、どこまで気にしているかによるため、1本から複数本の治療が必要になります。
これにより短期間で歯並び、歯の色、歯の形まで綺麗に治療することが可能です。
セラミック矯正が適している人
- 結婚式
- 入卒業式
- 入職前
- コンプレックスから早く解されたい方
- 口元が美しくなり、素敵な笑顔を取り戻したい方
- 歯の色が気になる方
- ワイヤー矯正する時間がない
- 他人に治療をしている事を気が付かれたくない
上記のようなニーズがありましたら、セラミック矯正が適しています。
長期間が設けられる方は、通常の矯正歯科をご検討ください。
動画で見るセラミック矯正
治療計画の説明〜歯肉圧排
最終研磨調整〜シェード確認(色の確認)
セラミック矯正の治療方法について
セラミック矯正の治療方法は2つの方法があります。
1つ目は、歯並びを改善したい部分の歯を削り、セラミックを被せる
2つ目は、ラミネートベニアと呼ばれる治療方法で、歯を一層削り、薄いセラミックを歯に貼り付ける。
どちらも、歯の根は動かさずに、セラミックを「貼る」「被せる」という治療方法ですので、短期間で治療が完了します。最短2回です。
治療の流れ
主訴の確認・カウンセリング(どこが気になり、どうなりたいかの理想)
治療に入るまでに、患者様の主訴の確認とカウンセリングを行います。気になるようになったきっかけや、どのようになりたいか?という希望をお伺いします。
詳しく見る歯形の型取り(模型の採取)
歯型の型取りを行います。歯形の型取りは“患者様の現状の口腔内”を詳細に把握するために行います。この模型を元に分析を行い、どのようなに治療していくかを検討していきます。
模型分析
模型分析を行います。ここでは、歯の長さや歯肉との調和、噛み合わせなどを詳しく見ていきます。見た目だけなく、しっかりと噛める機能面も重要視しながら分析を行います。
WAXUP(シミュレーション)
WAXUPと聞くとわからないかしれませんが、簡単に言うと、模型でシミュレーションを行うことです。実際に患者様の治療を行う前に、模型上でシミュレーションを行うことで精度の高い治療を行うことが出来ます。
意思確認
WAXUPを元に、ご説明を致します。この段階で治療に進むか、心配であればカウンセリングを行います。ご納得されましたら実際の治療に進みます。
治療開始 仮歯へ(形態の微調整)
今度は患者様に仮歯を装着していただき、患者様のお口でシミュレーションを行います。噛み合わせの状態や審美性、歯茎との調和が取れているか?など、【本番の歯が入る前の予行演習】というのが一番わかりやすいかと思います。
最終補綴(ほてつ)
最終的な補綴(本番の歯)が入ります。これで治療が完了します。
当院の院長が美容外科に在籍していた経験と実績、顎咬合学会の認定医であるので、咬み合わせの専門医であり、全身咬合学会の認定も受けているので、全身とのバランスも考慮して治療を行います。
セラミック矯正のメリット・デメリット
セラミック矯正のメリット
- 治療期間が短い(最短2回)(※結婚式、就職活動、成人式、卒業式、入学式、撮影などの大切な予定が間近に迫っている方におすすめです)
- 歯の色が生まれつき黄色みが強かったり、テトラサイクリンのため歯がグレーでホワイトニングでは白くならない方でも対応できる
- 歯周病でワイヤー矯正では歯が動かせない場合でも対応できる
- 歯の並び・色・形まで指定して治療することができる
- 一本からでも治療でき、部分的に治せる
- 費用が抑えられる
- 細やかなデザインなど自由度が高い
- まわりに気づかれずに治療できる
- 装置や器具をつけない
セラミック矯正のデメリット
- 歯を削らなければならない
- 神経を取る場合がある
- 治療する本数でクオリティが変わる
セラミック矯正後の定期検診への取組み
歯をダメにする原因は大きく2つです。
一つ目:虫歯菌や歯周病菌などの病原菌
二つ目:歯ぎしり、食いしばりなど噛み合わせ時の強すぎる力です。
病原菌のコントロールは、毎日の歯ブラシや、溜まってしまった歯石の除去クリーニング、歯周ポケットの深さや出血の有無のチェック、レントゲンでの骨や歯の中のチェックで防げます。
力のコントロールは、定期的な噛み合わせチェックにより、強さのバランス調整を行います。全体的な歯ぎしり食いしばりに対しては、マウスピースなどのスプリント療法もあります。
また、咬み合わせ、歯並びが悪い方は顎関節の方にもダメージが及んでいる場合があります。顎関節を考慮した機能的、審美的な治療をお勧めいたします。咬み合わせのバランスが悪い方は姿勢も調和していない事悪いことが多く片頭痛、肩こり、腰痛に悩まされている方が多々見られます。マッサージや整体で治療しても治らない場合咬み合わせが本来の位置でない場合があります
定期的なチェック(メンテナンス)を行うことで、ご自身の歯や治療した歯をいつまでも健康的機能的に美しく保つことができます。そのため、当院では矯正だけではなく、定期健診(メンテナンス)にも力をいれています。
このお話をするときに、一生メンテナンスが必要ならセラミック治療はしたくないとおっしゃる方もいらっしゃるので、必ず一緒にお話しているのが、天然の歯でもセラミックの歯でも歯石が溜まりやすく、歯がある限り虫歯になることもありますので、定期的なチェックを欠かさないでほしいとお願いしています。
虫歯治療、矯正治療、咬み合わせ治療後の定期検診は誰のためでもなくご自身の何気ない日常生活を送るためなのです。
動画の症例の概要:前歯部の歯列をセラミック矯正にて審美修復をしたケース
※セラミック矯正とは、セラミッククラウンによって口元の見た目を改善するケースです。一般的な矯正歯科(ブラケットなどの装置を用いて歯を動かす治療)とは違い、歯を削らなければならない治療です。以下に説明するリスクや副作用を十分に考慮した上で、治療を行いましょう。
主訴
前歯の歯並びを治したい。長い期間待てない。今すぐ治したい。
治療計画
セラミック矯正のデメリットを十分お伝えし、ブラケット装置(ワイヤー)やマウスピース型矯正装置による矯正歯科との比較をした上で、治療完了までの期間的ニーズが最も高かったため、セラミック矯正で治療をすすめることにした。歯の強度を下げないためにもなるべく歯の神経を処置しない治療方法をご提案しました。
治療期間
3カ月
結果
歯の神経を保存して、セラミック矯正を完了することができた。セラミック矯正は年齢が高くなるごとに起こりうる歯肉退縮によって、セラミックと歯肉の間に隙間が空いてしまうリスクがありますので、メンテナンスによって歯周病に罹患しないよう啓蒙を行いました。
副作用及びリスク
- 自由診療なので、治療費が高額である。
- 歯を削る必要があり、歯の状態によっては歯の神経を除去しなければならない
- 噛み合わせによっては割れてしまう可能性がある。(噛み合わせの調整が必須である)
- セラミッククラウンにしても、メンテナンスを怠れば。虫歯や歯周病に罹患してしまいます。
- 歯肉退縮によって歯肉とセラミッククラウンの境目が見えるリスクがあります。
- 健康な歯を削ると元には戻りません。天然歯のメリットを十分にご理解されてご判断ください。
治療の流れ
ページ上部の治療の流れをご覧ください。